福事労ニュース

  10月からFAX版ニュースが廃止され、メール&LINEでの配信に変更されました。今のところ、文字が鮮明・カラーで見やすい・いつでも確認できる等、概ね好評を得ています。今後、全県版や速報など現在FAXや郵送している分についても準備が整い次第切り替えていく予定です。

  そんな福事労ニュースですが、基本は書記長と書記次長の輪番制で作成しています。毎月開催している10分の1集会後だけは他の執行委員が会議内容の報告のため同じく輪番制で作成しています。作成にあたっては最新の情報や今後の予定や集会等をチェックしながら、何をお知らせするか、皆さんは何を知りたいかを考え、悩みながら作成しています。LINEでもメールでも結構ですので取り上げてほしいことがあれば組合コンシェルジュまでお知らせくださいい。 

再任用短時間勤務について

  福事労で長年要求してきた暫定・定年前再任用短時間(週4/531時間)勤務が来年度から導入されることとなりました。栄養職員と養護教諭は希望していないようで、教諭と事務職員のみが対象となります。教諭については加配の枠内という人数制限があるようですが、事務職員については制限が無いようです。配置については複数配置校や小規模校を想定しているとのことでした。

 採用から60歳がゴールと信じて走り続けてきたのに、途中でゴールを先延ばしされ、気力や体力に不安がある中で、まずハーフタイムを勝ち取り、今回4/5も実現することで多様な働き方が可能になりました。一方で一人職がゆえに校務分掌は相変わらず一人分(5/5)となりそうで、しっかり1/5の仕事を減らすことを求めていく必要がありそうです。

 とはいえ、これは定年延長が65歳に達する7年後までの話であり、現在55歳以下の方には関係のない話です。今後、第二次ベビーブーム世代(頂点は今年度53歳世代)の退職が増えていく中で、人口減少だけは着実に進んでいった場合、定年延長や年金受給年齢引き上げだけでなく介護も含めどうなっていくのか予想がつきません。一つだけ言えることは健康であることが一番大事になってくるだろうということです。健康に向けた取り組みを始めたいと思います。

菅原さん ありがとうございました

  福事労の初代委員長を務めた菅原孝さんが2025年8月30日にご逝去されました。     
謹んでご冥福をお祈りいたします。

 福事労が結成されたのは今から33年前の1992年です。過去の定期大会で「福事労結成大会」の映像を見たことがあります。結成当時はまだ採用されておらず、当時の様子を映像の中で初めて知ることができました。当時40歳だった菅原さんの姿もそこにあり、参加した組合員を前に初代委員長として福事労結成の経緯などを熱く語る姿が映し出されていました。参加した組合員は新しい組合の立ち上げに期待し、また、前例のない初めての経験に皆、緊張した面持ちで菅原さんの話に真剣な表情で聞き入っていました。映像の中では議案の提案、投票・議決が淡々と進められていました。談笑などの場面は一切なく、その静けさから、参加する人々の覚悟と、これから何かを成そうとするエネルギーのようなものが感じられました。

 33年が経ち、切りが無いので省略しますが、この間、福事労では専従職員を置かず、「自らのことは自らの手で」をスローガンに多くの成果を上げてきました。また、同時に一緒に頑張った多くの仲間が退職等で組合を去っていきました。それでも同じ福島の空の下で暮らしており、いつかまた会えるものだと思っていました。しかし、菅原さんの訃報に接し、そんな日々も永遠ではないことを当たり前のことながら思い知りました。

 菅原さんと最後にお会いしたのは5月の10分の1集会でした。あの日、一緒に煙草を吸いながらお話したのが最後となってしまいました。

 菅原さん、ありがとうございました。 

多忙化解消ホニャララプランⅡ改訂について

 いよいよ年度末を迎え、学校現場は多忙になりつつあります。各種会計決算や補助金の実績報告、新入生関係の手続きや人事異動に向けた準備等、仕事が片付かないところに次の仕事がどんどん押し寄せ、出口の見えないトンネル状態です。それでも4月には全て片付き思い出に代わっているはずと、歯を食いしばり頑張る毎日です。超過勤務時間を計算してみると、今月も30時間越えは間違いなく、土日はしっかり休みリフレッシュしようと考えているところに表題の通知が届きました。

  目を通してみましたが、結局は自分たちで工夫したり、周囲に働きかけたり、理解してもらって業務量を減らしましょうということだが、そもそも論として、法律に抵触しているのに自分たちで頑張れというのは無責任ではと思います。おそらく、教員に超過勤務手当を払うことにならない限り、本気では考えないのだろうと思います。

  解決方法は簡単で、中学生でもわかるのではないでしょうか。
 ・一人当たりの負担軽減のために人を増やす
 ・割り振り方を考える前に、割り振る業務の総量を減らす

 教員だけでなく事務職員の仕事も同様です。頑張って何とかするというのは素晴らしいですが(本当?自己満足もあるが)、みんなが同じようにできるわけではなく、また、それだと問題が起きているとは認識されません。定時で帰るのが一番ですが、超過勤務の実態があるのに手当を請求しない事務職員が結構いるようです。自分達ばかり申し訳ない、校長が認めてくれない、請求しない美学?など理由もあるでしょうが、しっかり請求しないと事務職員の仕事の実態は誰にも届きません。実態・問題がわかって対応を考えるからです。隠さず、働いた分は請求をしていきましょう。

 

 

あけましておめでとうございます

 少し、いや、大幅に遅れましたが、今年も福事労ブログをよろしくお願いします。

前回更新から、ずいぶん時間がたってしまいましたが、本日福事労ニュース全県版を2号まとめてアップしました。更新が遅れたことを心からお詫びしつつ、ニュース全県版の編集に携わった皆さんのご労苦に心より感謝申し上げます。今回もニュース全県版が、県内事務職員の皆様のお役に立てれば何よりです。 

 さて、年が明けてから一か月がたち、早くも年度末ムードが漂ってきました。本日も支部の人事関係業務で某市教委に伺ってきました。人事異動は大きな労働条件の変更であり、組合員の意向に沿った人事となるよう福事労としても支援していきたいと思います。

 今週末2月4日(土)13:00から二本松市男女共生センターで開催されるクウォーター集会では春の交渉の要求書づくりをはじめ、役員選挙や今後の運動方針等重要な事項について協議する予定です。

 新型コロナ感染予防対策をしながら、リモート参加も受け付けての開催となります。

 より多くの組合員の要求を取りまとめて要求書を作り上げたいと思いますので、出席くださるようお願いします。

 最後に、皆さんにとって今年が良い一年になりますようお祈りします。


あらためて特別休暇!  

 結構、「誰でも知っているでしょう」ということですが、あらためて問い直したとき「その場合どうなるの?」ということも多くああります。そんな身近な疑問に答えたいと思います。今回は忌引休暇について問い合わせがありましたのでお答えします。


Q1 忌引休暇の申請は亡くなった日?それとも葬式の日から?

A1 本人の申請に基づいて、忌引休暇を承認した最初の日から起算されます。死亡の日、あるいは連絡を受けた日では無く、亡くなった日や葬儀の日とは関係なく、必要と認められた期間取得できます。

 Q2 忙しいので今日から取りたいが明日は出勤して残りを明後日からと分散できるか?

A2 必要な期間で承認されるので分散では取得できません。

 

3 時間や半日単位で取得できるか?

   承認された期間の初日や最終日、例えば初日午後から取得したり最終日の午前まで

取得することはできますが、夏季休暇のように切り上げて1日とカウントされます。

 

Q4 移動日も含まれるとは?

A4 遠方の場合は往復の移動に必要な日数を前後にプラスして取得できます。

 

Q5 週休日も含まれるとは?

A6 忌引き休暇として必要だとして承認される期間には土日も含めれます。

   例)祖父の葬儀で木曜日から忌引き休暇を取得したい場合

     日以内の期間で取得できるので、木曜日が期間の初日の場合は土曜日まで取

      得できます。

 

質疑応答をしていて、このような質問の背景には様々な個々人の状況があるのでしょうが、昭和の時代のように猛烈に頑張るより、亡くなった人を惜しむ・別れを大事にする時間をしっかり取るほうが良いと個人(鹿又)的には思います。こんな状況がブラック学校の所以でしょうか?

 福島県学校事務交流集会&全国学校事務労働者交流集会のご案内

今年の交流集会は結成30周年の記念の会であり、全交流も併せて開催されます。

多くの方の参加をお待ちしております。

<日程>

9月30日(金) 
14001700    ・開会・主催者あいさつ

     ・記念講演 「駆け抜けた30年」 元都学労書記長 酒井雅親さん

       ・シンポジウム テーマ①「全学労連 むかし・いま・みらい」

10月1日(土)

9001200   ・シンポジウム テーマ②

   「共同実施・共同学校事務室と事務職員の業務負担増の実態」

    自由討論

13001700  ・福島県学校事務交流集会

  part        #学事今昔物語

  part        研究所レポート ~超過勤務の実態と手当の乖離~

  part        その仕事、危なくな~い!?

10月2日(日)

9001400  ・オプショナルツアー

    震災・原発災害被災地のフィールドワーク