久しぶりのブログ投稿となりました。
続けるのは本当に難しいなと思います。
さて、今回は福事労ニュースに報告した通り、気仙沼市まで出かけてきました。
立川志の輔独演会〜おかえり気仙沼2026〜
以前から志の輔さんの落語が好きで、聞きたいと思っていましたが、なんせ人気の落語家の
ためにチケット購入が難しく、今回たまたま返品チケットの再販を入手できました。
この日の演目は「試し酒(擬古典)」と「千両ミカン(古典)」でした。どちらも長いお話
のため、要約してもお知らせするのが難しいため、千両ミカンの枕の一説を紹介します。
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あるところに、生まれてから一言も言葉を発しない男の子がいました。 両親は心配していましたが、男の子はただ静かに、じっと周囲を観察するように育っていきました。
やがて、男の子は1歳の誕生日を迎えました。 親戚が集まってお祝いをしていると、それまで無口だった男の子が、突然はっきりと口を開いたのです。
「……じーじ」
おじいちゃんは「初めての言葉がワシの名前だなんて!」と大喜びしました。 しかし、その翌日、おじいちゃんは突然この世を去ってしまいました。
それからというもの、男の子はまたピタリと言葉を発しなくなりました。 家族は深い悲しみに包まれながらも、男の子の成長を必死に見守りました。
そして、2歳の誕生日がやってきました。 母親が優しくケーキを差し出すと、男の子は母親の目をじっと見つめて言いました。
「……ママ」
母親は涙を流して我が子を抱きしめました。 しかし、その翌日、母親は原因不明の病で急逝してしまったのです。
残された父親は、あまりの恐怖に凍りつきました。 「この子が名前を呼んだ人間は、翌日に死んでしまうのではないか……」
男の子はまた、3歳になるまで一言も喋らない静かな日々を過ごしました。父親は我が子を愛していましたが、同時に彼が言葉を発することを恐れ、毎日を生きた心地がしないまま過ごしていました。
そしてついに、恐怖の3歳の誕生日がやってきました。
男の子は小さな口をゆっくりと開け、父親の目をまっすぐに見つめました。 父親はぎゅっと目を閉じ、自分の人生の終わりを覚悟しました。
男の子は言いました。
「……パパ」
父親は頭が真っ白になりました。そして、運命の翌日、向かいの八百屋の旦那さんが亡くなっていました。